【次世代ティーンズ ウォッチ】スマホ社会の今、GIRLSはパソコンを使うのか?(2019年3月号)
女性トレンドニュース
2019 Vol.22

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2022年からは18歳で成人、消費リーダー予備軍となるティーンズのリアルをウォッチしていきます。
スマホ社会の今、GIRLSはパソコンを使うのか?
総務省の調査結果によると、スマートフォン保有者の割合は20代女性で95.2%(※1)で、いまや1人1台が当たり前となった。電車内でスマホに釘付けになっている乗客の様子ももはや見慣れた光景である。パソコンが無くても、どこでもインターネットが気軽にできるこうした環境で、GIRLS(※2)はスマホ三昧で暮らしていると思ってはいないだろうか?当研究所の調査によると、現在のパソコン所有率は10代後半女性で82.4%、20代前半女性で84.5%(図1)。
「インターネットといえばパソコン」が当たり前の時代からは多少の変化はあるかもしれないが、今でも8割以上がパソコンに触れられる環境にある。パソコンの主な使用目的は、動画や音楽の視聴など、いわゆるエンタメである。「WEBサイトなどを大きい画面で見たいとき、動画やDVDを見るとき(22歳女性)」、「音楽CDのデータをスマホに取り込むとき(18歳女性)」、「スマホより大きい画面で動画が見たいとき(19歳女性)」など、パソコンとスマホを併用している。また、学校や仕事で、調べものや課題レポートの作成に使用することも少なくない。「調べ学習や自分の知らない漢字を検索するため(18歳女性)」、「レポートなどの作成、提出物を印刷したいとき(21歳女性)」、「学校の課題をやるとき(17歳女性)」と、かつて図書館などでしていたような情報収集や、オフィスソフトを使ったレポート作成では自宅のパソコンが適しており、年代があがるにつれその必要性も高まるのだろう。自分専用のパソコンを持っている人の割合は、10代前半で33.3%、20代前半で57.3%(図2)。自宅でのパソコン利用頻度も、週1回以上使用している人が10代前半で33.3%、20代前半で42.7%(図2)と、20代前半の方が割合は大きい。
※1 総務省 平成29年通信利用動向調査より
※2 本記事では15~24歳の女性
※1 総務省 平成29年通信利用動向調査より
※2 本記事では15~24歳の女性
―調査期間:2019年1月7日~10日 15~19歳女性 n=102、20~24歳女性 n=110 ※各項目の数値は、小数点第二位を四捨五入しているため、択一式の回答の合計が100.0%とならない場合があります。