【ペルソナレポート】次世代ティーンウォッチ:ハッシュタグ「#LJK」「#制服〇〇」にみた情緒的価値(2019年7月号)
女性トレンドニュース
2019 Vol.26

2022年からは18歳で成人、消費リーダー予備軍となるティーンズのリアルをウォッチしていきます。
ハッシュタグ「#LJK」「#制服〇〇」にみた情緒的価値
Instagram利用者は「ハッシュタグ検索」を使って興味のある投稿を探し、情報収集する。
プリントシール機で撮影した画像をInstagramに投稿する際にも、さまざまなハッシュタグがつけられる。
中でも「#制服プリ」は、女子高生にとって定番ハッシュタグとして人気だ。
制服姿で撮影したプリントシールを投稿する際に用いられる。他にも「#制服参戦」(制服を着て、イベント・催しや音楽ライブ等に参加すること)、「#制服〇〇」(〇〇にはテーマパークなど遊ぶ場所等が入る・写真1)など、制服と遊びを結合させたものも多くみられる。
女子高生には「制服」に対する特別な思いがあるのだ。
プリントシール機で撮影した画像をInstagramに投稿する際にも、さまざまなハッシュタグがつけられる。
中でも「#制服プリ」は、女子高生にとって定番ハッシュタグとして人気だ。
制服姿で撮影したプリントシールを投稿する際に用いられる。他にも「#制服参戦」(制服を着て、イベント・催しや音楽ライブ等に参加すること)、「#制服〇〇」(〇〇にはテーマパークなど遊ぶ場所等が入る・写真1)など、制服と遊びを結合させたものも多くみられる。
女子高生には「制服」に対する特別な思いがあるのだ。
LJK(エル・ジェー・ケイ)という言葉をご存じだろうか。
LJKとは、Last(最後の)JoshiKoukousei(女子高生)、すなわち高校3年女子のことを指す。(ちなみにFirst(最初の)JoshiKoukousei(女子高生)はFJK、Second(2番目の)JoshiKoukouseiはSJKと略される)
この言葉は18歳女性の約9割に浸透しており(図1)、LJKをLJKらしく過ごした日々は彼女らにとって大事な思い出となっている。
この春高校を卒業した女子高生に「LJKでした思い出づくり」を尋ねたところ、「制服で写真を撮りまくった」「友達とたくさん自撮りをして「#LJK」とInstagramに投稿した」「プリの落書きに「#LJK」と書いた」「一つ一つの行事が終わるごとにいつメン(仲が良くいつも行動を共にするメンバー)やクラスで打ち上げをした(下写真)」
など、友達との学校生活の思い出を数多く写真に収める様子がうかがえる。
LJKとは、Last(最後の)JoshiKoukousei(女子高生)、すなわち高校3年女子のことを指す。(ちなみにFirst(最初の)JoshiKoukousei(女子高生)はFJK、Second(2番目の)JoshiKoukouseiはSJKと略される)
この言葉は18歳女性の約9割に浸透しており(図1)、LJKをLJKらしく過ごした日々は彼女らにとって大事な思い出となっている。
この春高校を卒業した女子高生に「LJKでした思い出づくり」を尋ねたところ、「制服で写真を撮りまくった」「友達とたくさん自撮りをして「#LJK」とInstagramに投稿した」「プリの落書きに「#LJK」と書いた」「一つ一つの行事が終わるごとにいつメン(仲が良くいつも行動を共にするメンバー)やクラスで打ち上げをした(下写真)」
など、友達との学校生活の思い出を数多く写真に収める様子がうかがえる。
「LJKのうちにやっておけば良かったと思うこと」としては、特に制服に関することが多く挙げられた。
「もっと制服でどこかに行きたかった」「どんなときも制服でいたかった」「ルーズソックスも普通の靴下も、いろんなスタイルをやりたかった」「テーマパークなどに高校生らしく制服で行けばよかったと後悔」「制服〇〇は絶対やるべきだった(〇〇には、有名テーマパーク名称)」
など、制服で過ごしたLJK時代を名残惜しくすら感じている。
あるLJKは言う。「おそろい(のファッション)とか仮装も楽しいけど、JKブランドが終わったら、制服が仮装になっちゃう」。高校を卒業したら、もう制服は日常的に着ることはできない。
卒業後の進路選択や大学受験で貴重な高校生活を過ごしながら、当たり前のように毎朝会っていた友達と同じように遊ぶことができなくなる寂しさに気づくLJK。
Instagramに溢れる「#制服〇〇」は、そんな切ない来春へのカウントダウンを感じさせるからこそ、女子高生の共感をよんでいるのだ(下写真)。
「もっと制服でどこかに行きたかった」「どんなときも制服でいたかった」「ルーズソックスも普通の靴下も、いろんなスタイルをやりたかった」「テーマパークなどに高校生らしく制服で行けばよかったと後悔」「制服〇〇は絶対やるべきだった(〇〇には、有名テーマパーク名称)」
など、制服で過ごしたLJK時代を名残惜しくすら感じている。
あるLJKは言う。「おそろい(のファッション)とか仮装も楽しいけど、JKブランドが終わったら、制服が仮装になっちゃう」。高校を卒業したら、もう制服は日常的に着ることはできない。
卒業後の進路選択や大学受験で貴重な高校生活を過ごしながら、当たり前のように毎朝会っていた友達と同じように遊ぶことができなくなる寂しさに気づくLJK。
Instagramに溢れる「#制服〇〇」は、そんな切ない来春へのカウントダウンを感じさせるからこそ、女子高生の共感をよんでいるのだ(下写真)。
長堀 恵子
フリュー株式会社 ガールズ総合研究所リサーチ部部長。
インハウスのマーケティングリサーチ組織を運営する傍らGIRLSをHAPPYにする知見を発信している。
フリュー株式会社 ガールズ総合研究所
東京都渋谷区鶯谷町2-3 COMSビル2F
https://www.furyu.jp/
インハウスのマーケティングリサーチ組織を運営する傍らGIRLSをHAPPYにする知見を発信している。
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