【TREND NEWS】北海道/地震後に見直されるカセットボンベタイ/高島屋初進出のバンコク郊外高級モール(2019年2月号)

女性トレンドニュース
2019 Vol.21
【TREND NEWS】北海道/地震後に見直されるカセットボンベタイ/高島屋初進出のバンコク郊外高級モール(2019年2月号)

【地域】北海道

地震後に改めて見直される、カセットボンベ
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震。北海道民は地震や災害に対して防災意識が比較的低いという自覚があるが、実際自分の周りでも十分な備えをしていたという人はおらず、コンビニやスーパーから食料や水をはじめ、LEDライト、電池や充電器などが手に入らない状態となった。地震後は「これが冬だったら恐ろしい」という思いはみな同じで、災害時用の備えについて関心が高まった。暖房器具では、電池で着火できる灯油のポータブルストーブが一番出回っており、買い求める人も多いのだが、灯油を備蓄しなければならないところが難点。そこで見直されたのがカセットボンベを使用するタイプのストーブやヒーターだ。しっかり暖まると評判のストーブは10月にはネット通販で入手困難となっていた。暖房のみならず、ボンベを使用する調理器具や発電機にも注目が集まっている。日常生活で使いながら備蓄する「ローリングストック法」にも適したカセットボンベの用途はますます広がりそうだ。また、12月には札幌市内でスプレー缶のガス処理が原因と見られる爆発事故が起こり、処理方法も改めて確認したい。
カセットボンベタイプの中でもしっかり暖まり、「レトロかわいい」と女性から人気のストーブ
山本 亜紀子
株式会社エルアイズ代表取締役
北海道札幌市中央区北2 条西28-1-18 円山パークハイツ216
http://www.l-eyes.com/

【地域】福岡

街の価値を上げる地元発案のイベント「てんてん市」
 九州一の繁華街・福岡の天神から徒歩数分の街、薬院1丁目。20年ほど前までは「ホテル街への通り道」と暗いイメージだったが、人気カフェ、薬院発ファッションブランド、スペイン料理店、雑貨店などにより、今ではおしゃれで活気ある街へと変貌を遂げた。それは、半年に一度この界隈で開かれるのみの市『てんてん市』の影響も大きい。
 てんてん市は、薬院にある不動産会社発案の地域イベントである。店の軒先や駐車場など、点々と存在する空きスペースを会場とし、上記の店舗などが出店。運営は原則ボランティアで行われている。客層としては特に女性、幼児を連れた夫婦など洗練されたカジュアルでおしゃれな人が多い。
 14組から始めた出店が口コミで広がり10年目の現在約2倍、客も増加している。店同士の横のつながりから、夜のハシゴ酒イベントも誕生。その人気はチラシの広告枠で協賛を募るほどに成長した。薬院は現在、不動産市場としても注目を集め、募集すればすぐに入居が決まるという。発案者の不動産会社オーナーは「てんてん市により街の価値が上がっている」と実感している。
ビルの隣同士の店舗をそれぞれの客が回遊している。出店した店には「普段から通いやすくなった」という声も
池本 真子
福岡県出身。広島の放送局に勤めて23年。テレビ、ラジオのディレクターや、報道記者、広報などの仕事を経験。現在はテレビディレクター勤務

【海外】アメリカ

家族と温かい時間をシェア…キャンドルブーム再燃中
 ホリデーギフトかき入れ時のローカルなマーケット「クラフト&アートフェア」で、ナチュラルでシンプルな手作りのキャンドルに出会う機会が増えた。合成香料を使った製品とは一味違う、フルーツやスパイスなど自然の香り原料だけを配合し、ガラスのビンに詰めたコンテナータイプのキャンドルをよく見かける。
 起業したばかりの女性が「キッチンで作っているの」と語るブースでは、オーナーの感性がそのまま香りになるオリジナリティが人気を呼んで、売り切れる商品も多い。価格は10~20$。
 一方、アメリカのキャンドル市場の筆頭を行く「YANKee CANDLe(ヤンキーキャンドル)」は、昨年の秋、インテリアデザイナーと協業した新シリーズ「フタが台になるエレベーションコレクション」を投入。シンプルでスタイリッシュなタイプが話題だ。ベストセラーのシトラスにムスクを配合したラージクラシックジャーシリーズのほか、トレイガラスにリボン状のウイック(芯)を入れたタイプも目新しい。ここ数年、キャンドルブームが再来しているアメリカ。季節のインテリアを演出するアイテムとしてさらに需要が高まりそうだ。
クラフトフェアでは ピーチが売り切れたという手作りキャンドル。ヤンキーキャンドルの新シリーズも好調
川津 久美
63年生まれ 夫の転勤で15年からアメリカ・シカゴに在住。業界紙記者を経て、シカゴではJazzやアートを学ぶ。地域のオモシロ情報が書けるアーティストを目指す。http://my-deep-roots.com/

【海外】タイ

高島屋が初進出。郊外の高級モールに新たな期待
 バンコクを分断するように走るチャオプラヤー川。沿岸には五つ星ホテルが建ち並び、観光客も多く訪れる。2018年11月、そこにICONSIAM(アイコンサイアム)という巨大商業施設が誕生した。テナントには日本の高島屋百貨店を始め、アットコスメストアやアップルストアなど、タイ初出店ブランド も登場している。
 さて、今回最大の注目ポイントは、バンコク郊外でどこまで集客できるか。現在、ハイブランドが軒を連ねる高級商業施設は高架線サイアム駅、プロンポン駅など中心部に集中。しかしICONSIAMはトンブリー地区という郊外に位置しており、アクセスも悪い。観光客(主に中国人)以外の集客が懸念される。タイの上流層(月収15万円~)は人口(約7千万人)の4%程度、そのほとんどがバンコク中心部在住だ。とはいえ、郊外に実家がある人も多く、年齢層の高い富裕層を含め開拓の余地はある。
 サイアム・タカシマヤは記者会見で、日本でも掲げている「まちづくり戦略」をタイでも実践したいと発表した。アセアンの中では経済成長率が鈍化しているタイ、今回の郊外戦略が成功すれば、新たな一歩を踏み出せそうだ。
専門店ゾーンと百貨店の2棟からなるICONSIAM。シンガポールや香港を意識したきらびやかさが話題だ
高岡 朋子
2008年、タイ・バンコクにて日本語情報誌WOM(ワム)を立ち上げ、編集長として現在に至る。オールアバウト・アジアのリゾートガイド担当。WOMポータルサイト http://www.wom-bangkok.com/

【海外】台湾

百花繚乱! 台中フローラ世界博覧会(台中花博)
 台湾は世界的にも有名なランの生産地で、生産量・品質ともにトップクラスだ。日本で流通しているランは台湾産が多くを占め、世界中に輸出されている。ランも含め、台湾の花の人気は高く、国際園芸家協会認定の台中フローラ世界博覧会が2018年11月3日開幕した。開幕16日目にして、来場者数100万人を突破。「花舞館」ではメインのランの他、蜷川実花さんの個展もあり、写真撮影する人が途切れない。台北故宮博物院を代表する「翠玉白菜」も「花蝶館」で特別展示。生態保護、自然共生、スローライフのテーマを掲げた3会場(后里、豊原、外埔)はいずれも見どころ満載だ。会場間移動には電気バスが採用され、台湾人の環境保護意識の高まりが伝わってくる。2017年、台北に次ぐ人口第2位の都市になった台中は、いまや台湾の流行発信地だと言われるほど話題に事欠かない。日本~台中の直行便は増え、台中花博を目的とするツアーも組まれている。2019年4月24日の閉幕まで、日本人観光客も訪れるだろう。2010年の台北花博来場者数896万人超えに期待がかかる。
台中花博メインキャラクター・ タイワンヤマネコ(石虎)を花で表現
ゆう ひろこ
1994年台湾人と結婚。活気あふれる街や南国特有の風景、グルメに魅了され、国際結婚や台湾について発信中。
https://ameblo.jp/taiwandreamproject

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