【座談会・アンケート】天災続きで高まった防災意識。備えても備えても憂いあり(2019年8月号)

座談会・アンケート
2019 Vol.27
【座談会・アンケート】天災続きで高まった防災意識。備えても備えても憂いあり(2019年8月号)

公開座談会:天災続きで高まった防災意識。備えても備えても憂いあり

2019年6月の座談会は40代、50代の方に防災の備えについてお話を聞きました。
参加者プロフィール(年齢・居住地・職業・家族状況)

Aさん 東京都/40代、専業主婦、夫、子ども1人(中学生息子)

Bさん 神奈川県/40代、パートタイム勤務、夫、子ども2人(小4息子、小1娘)

Cさん 東京都/50代、専業主婦、夫、子ども1人(大学院息子)

Dさん 東京都/50代、フルタイム勤務、夫、子ども2人(社会人息子、高校生息子)
消費しながら備蓄(ローリングストック)を実践

ご家庭で災害に備えて準備しているものを教えてください

Aさん ペットボトルの飲み物はストック兼防災用。飲んだら買い足しています。
カップ麺も食べたら買い足してすぐに食べられるものは常にストックしてあります。

災害用として、ソーラー充電や手回し充電ができる懐中電灯兼ラジオなどを備えていますが、使えるかどうかの確認はしていませんね。
Bさん 主人の会社のあっせんで非常持ち出し袋として買ったのが赤いリュックです。
しまいこんでしまうといざというときに持ち出せないと思い、玄関においてあります。

一通りのものが入っているのでなにかあったら背負って出れば安心だと思いますが、中身は詳しくチェックしていません。
廊下にあるストック棚に水をおいてあります。長期保存が可能な水1.5リットルが8本入っています。

東日本大震災のときは私は関東在住ではなかったのですが、関東在住の親戚がティッシュがない、と言っていたのでトイレットペーパーはいつも多めにストックしておきたいと思い、8ロール入りを2個は余分に買っています。
Cさん 災害があったときに1~2日過ごすために必要なものはそろえていると思います。

靴は一番大事だと思います。走れるし、楽なのでビニールの靴。
それからカセットコンロも準備しています。

写真のものをリュックの中に入れています。リュックは肩がけも背負うこともできて、軽いものを選びました。

痛み止めや擦りむいたときにつけるような薬もいれています。寒さをしのぐような薄手の毛布とか情報を得るためにラジオとかも備えないといけないですね。

Dさん 会社に1人1つずつストック袋が用意されています。
中は食べ物、飲み物、アルミのエマージェンシーブランケットなどが入っています。

家では私は買い置きをしておきたくないのですが、主人が気にしてカップラーメンなどを多めに買っています。
家の中の防災は寝室を重視

家の中で災害に備えていることはありますか?

Aさん 特に何もしていません。東日本大震災のとき、震度5だったと思いますが、それでも被害がなかったので大抵の揺れなら大丈夫かなと考えています。

Bさん テレビは揺れを吸収するというゴムパッドのようなものの上においています。冷蔵庫は突っ張り棒で止めています。寝室には大きな家具はおいていません。

Cさん 5~6年前に食器棚をつくりつけのものにしました。揺れがあると扉が開かなくなります。防犯も考えて窓ガラスはワイヤー入りにしています。

Dさん 私も寝室には何もおいていません。あと、猫がいるので、使わないときはガスの元栓を閉めるようにしています。猫対策ですが、地震のときも元栓がしめてあれば火事なども心配ないのではないかと思います。
まずは、いる場所で安全を確保する

これから備えておいたほうが良いと思うものがあれば教えてください

Bさん 私は東日本大震災は経験していないのですが、当時、関東に住んでいる姉から生理用品を送ってほしいと言われて送りました。そのときに日頃から多めに備えておきたいと思いましたがこのごろ忘れがちですね。

Cさん 東日本大震災のときは、自宅にいたのでまずコーヒーをいれて落ち着いて、次に揺れたら逃げようとしていました(大きな揺れは来なかったので逃げなかった)。
慌てず、まず落ち着くことが大事ですね。トイレが使えなくなったときの対策をしなければ、と思いますが、大人3人の世帯、どうしたらよいか迷っています。

Dさん 家族と避難場所について話をすることはありますが、猫が2匹いるので、避難所にはいけないと思います。ペットについても災害の備えをしないといけないと考えています。

WEBアンケート :防災についてのアンケート調査

災害の備えについてアンケート調査を行いました。

対象:全国 女性・104名(20代~70代) 

調査期間:2019年6月8日~ 6月12日

Q1. あなたが災害に備えてご自宅で準備しているものをお答えください。 (食品)

(単一回答 単位 人)

一番多かったのは「缶詰(魚・野菜など)」ついで「水(10リットル未満)」「レトルト食品・冷凍食品」と続きます。

缶詰については全体の半数以上の人が備えていると回答しています。その他、アルファ化米や健康飲料などの回答が多く見られました。

「特に準備しているものはない」回答者は18.3%おり、全体の2割弱の人が何も準備していませんでした。

Q2. あなたが災害に備えてご自宅で準備しているものをお答えください。(食品以外)

(複数回答 単位 %)

「懐中電灯」「手袋・軍手」は6割以上の人が備えていると回答、「ラップ」「ビニール袋」「トイレットペーパー」「カセットコンロ・ボンベ」「アルミホイル」は5割以上の人が備えています。

「ラップ」「アルミホイル」は食器に被せてつかうことで洗い物が減り、水の節約にもなるためと考えられます。

上記回答以外に「ウエットティッシュ」「使い捨てカイロ」「新聞紙」「救急用品」なども回答が多かった項目です。

Q3. あなたが災害について備えようと思った きっかけをお答えください。

(単一回答 単位 %)

「東日本大震災」回答者が全体の半数、ついで「阪神大震災」回答者が22%いました。

その他内容としては、「2018年胆振東部地震」「2018年台風21号」「子どもの頃の教育・親が昔からしていた」という回答が挙がっており、1995年以降に防災の意識が高まったと考えられます。

Q4. (災害時のペットの備えについて) あなたはペットを飼っていますか?

(単一回答 単位%)

[ペットを飼っていると回答した人に質問]ペットを飼っている方は災害時のペットの 備えはしていますか?

(単一回答 単位 %)

ペットを飼っている方で災害の対策をしているのは34.6%。内容としては、

●いつも1か月分余分にフードやペットシートを買っておく
●逃げないようにしてある
●ネームプレート
●ペット用のかごになれさせておく
●逃げる用の小さなかごやエサの予備などを一つのバッグに入れている
●車での生活でも大丈夫なようにワンボックスカーをキャンピング仕上げにしている
●フードの備蓄、キャリーの準備

などでした。
準備をしている方は餌やケア用品の準備、避難対策、避難生活でもペットがおびえないようにする対策を考えているようです

Review

座談会:
東京で開催した座談会のためか、体験の有無にかかわらず防災意識が高まったきっかけは2011年3月11日の東日本大震災でした。

災害への備えも東日本大震災を基準に考えている様子が見えました。

しかし、備えはしているけど点検はしていなかったり、ライフラインの備えについて発言が少ない、など発災から8年が経ち少しずつ危機意識の薄れも見て取れました。

アンケート:
全体の50%以上の人が何らかのかたちで災害の備えをしていました。

全国対象のアンケートでしたが、備えをするきっかけについて半数の人が東日本大震災と回答し、20%以上の人が阪神淡路大震災と回答しています。

ペットを飼っている人に聞いたところ、ペットのための災害の備えをしている人が34%と少なかったように感じました。

災害大国といわれる日本。
何もないときの備えこそが重要ではないかと感じました。

本記事は、1年を過ぎた「HERSTORY REVIEW」のバックナンバー記事です。無料で閲覧いただけます。

HERSTORY REVIEW WEBでは、掲載が1年を過ぎた「HERSTORY REVIEW」のバックナンバー記事をWEBにて無料公開しています。過去にご紹介した様々な企業様の取り組みや商品開発、女性トレンド、多様な女性ニーズの傾向などのバックナンバー記事を掲載しています。最新の女性マーケットやトレンド情報を知りたい方は、HERSTORY REVIEWをお申し込みください。

HERSTORY REVIEWを詳しく見る

女性消費者動向を掴む最新トレンドレポート&セミナーをトレンドセットでお届け!!

2020年12月の女性消費者キーワード「サステナブル意識消費」

HERSTORY REVIEW vol.41(2020年12月号)

税込5,000円

この1年で布マスクやエコバッグなどが広く普及し、女性消費者たちは一気にサステナブル意識を高め、SDGsへの認知も広がってきました。2021年に向けてサステナブル意識が大衆的な行動になってくる動きが見られることから、企業側にもサステナブル活動やSDGsへの取り組みが今後求められるでしょう。2021年に向けた12月の女性消費者動向は「サステナブル意識消費」に注目です!

女性視点マーケティング&トレンドレポート 『HERSTORY REVIEW』

女性トレンドを掴むならこれ1冊あればOK!女性マーケット最新情報を毎月お届け

HERSTORY REVIEW 定期購読のご案内

月払い 税込5,000円/月 /
年間一括払い 税込54,000円/年

HERSTORY REVIEWがあれば、もう女性のトレンド情報を探し回る必要はありません! 毎月、女性消費者トレンドとマーケットの動きをお届けします。
女性たちのリアルライフを知ることはお客様視点に立つ第一歩。最新の女性消費行動を知るため、ニーズをつかんだ商品開発のため、また社内研修などにもご活用いただけます。

女性視点マーケティングで企業課題を解決

あなたは女性のこと、ちゃんと知っていますか?

株式会社ハー・ストーリィ

女性客のニーズが掴めない、女性客離れに危機感を感じている、女性客に向けた販促がうまくいかないなどお困りではありませんか?女性は、世帯消費の8割を握る消費リーダーです。
HERSTORYでは、女ゴコロを掴む「女性視点マーケティング®」の導入・支援により企業様の課題解決をお手伝いしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

Related Articles

関連する記事

Related Keywords

関連するキーワード