【ペルソナレポート】プラチナエイジウォッチ:誰かの役に立ちたい「のんびりばあば」(2019年9月号)

ペルソナレポート
2019 Vol.28
【ペルソナレポート】プラチナエイジウォッチ:誰かの役に立ちたい「のんびりばあば」(2019年9月号)
60歳以上の活動的なプラチナエイジのリアルな話題、ニーズ、インサイトを取り上げます。

誰かの役に立ちたい「のんびりばあば」

三菱総研が運営するシニアのリサーチコミュニティでの70代女性の発言を分析し、70代女性の生活意識・消費行動を特徴づける4つのペルソナ「あるあるグランマ」「自由な奥さん」「のんびりばあば」「わがままマダム」を設定した。

本コラムでは、これまでに「自由な奥さん」(5月号)、「あるあるグランマ」(7月号)のペルソナを紹介した。

今回は「のんびりばあば」のペルソナを紹介する。

「のんびりばあば」は、1人暮らしで子どもや孫との関係が深い。
小川幸子さん(仮名)は京都に住む77歳の女性。
40代に夫と死別し、定年まで会社員として働きながら子どもを育てた。

今は年金で1人暮らし。
趣味の絵本創作をしながらのんびり暮らす。孫の成長を見ることが何よりの楽しみだが、子ども、孫は皆東京に行ったため、頻繁に会えなくなり、寂しい。

親孝行の子どもから東京で同居しようと誘われても1人の方が気楽と考え断った。
ボーイフレンドと時々会うが、同居も再婚もせず、ずっとこのまま1人で生きていこうと考えている。

子どもに迷惑をかけないように、健康に非常に気をつけている。
毎日、体重と血圧を測り、ハイキングで体を鍛えている。
友人と時々京都の奥の山まで行く。

孫が京都に来た時に、案内してあげるのが何より楽しみだ。
小川さんは普段は電動自転車で移動している。

お金と認知症を考え、60代に自動車免許を返上した。月1~2回近所の人の車に乗せてもらい3~4人で大型ショッピングセンターに行き買い物をする。

食事については、食事内容を考え、料理をし、3食きちんと食べている。
地元経済のためにも地物食材を買う。

普段は1人で食事をしているが、合計300歳を超える女子会や子ども、孫との食事会で、料理を振る舞い、彼らに「おいしい」といってもらうのが楽しみだ。

小川さんは、まだまだ誰かのために役に立ちたいと考え、さまざまなボランティア活動をしている。とくに植物園での案内ボランティアの仕事が大好きだ。

小川さんは、誰かの役に立ちたい、誰かにおいしいといってほしいなど、自分の生活を楽しみながら、世の中とつながりたい、貢献したいという気持ちが強い。

孫ロスの代償なのかもしれない。「のんびりばあば」には、社会での存在感を確かめられる機会を提供することが重要だろう。

認知症の方がホールスタッフをする「注文をまちがえる料理店」が話題となったが、高齢者がスタッフとして生き生きと働けるレストランなどは、話題性も好感度も高いビジネスになるに違いない。

既婚ー独身」と「家族との親しさ」で70代女性の4ペルソナを設定

注:%はコミュニティ参加者での割合。
この4ペルソナに含まれない参加者もおり合計して100%にならない。
出所:三菱総合研究所「生活者市場予測システム」

<グラフ>ボランティア活動グループへの参加(離死別シニア女性)

出所:三菱総合研究所「生活者市場予測システム(mif)」(2018年6月調査)、N=1077

株式会社三菱総合研究所

三菱総合研究所は1970年創立の総 合シンクタンク。「生活者市場予測 システム」は、三菱総研の提供する 生活者情報サービス。一般生活者 3万人、シニア1.5万人を対象とし た国内最大級の2000問アンケー ト調査を毎年実施するとともに、 国内唯一のシニア、女性のMROC (Marketing Research Online Communities)を運営し、生活者 の変化の先読み情報を発信。

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