【マーケターインタビュー】 日野佳恵子 ポストコロナは劣勢の女時(めどき)を受容し、女性視点マーケティングで生き抜く

マーケターインタビュー
Vol.
【マーケターインタビュー】 日野佳恵子 ポストコロナは劣勢の女時(めどき)を受容し、女性視点マーケティングで生き抜く

株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野佳恵子 herstory.co.jp

女性消費行動研究家 女性視点マーケティング&トレンド誌「HERSTORY REVIEW」発行人
一般社団法人女性の実業協会 代表理事

プロフィール
1990年創業。10歳、20歳のときに大病と大手術を経験。子どもができないと言われるが、25歳で結婚、27歳で出産。自分の体験した精神的、肉体的な経験から、幸せな生き方、社会づくりに関心を持つ。
「子どもは、人類の宝と責任」を信念とする。
HERSTORYを創業後、男女購買行動の産学共同研究等を経て、「女性視点マーケティング®」を確立、現在に至る。男女購買行動を経年的に分析。女性特有の購入決定要因を企業の商品開発、店舗企画、販促などに導入し高い成果を上げている。
講演は年間100回を超える。女性視点マーケティングという独自メソッドを現場導入し人財育成に奔走する。

マーケット縮小の中、生き残る方法は、女性視点マーケティング以外にない。

新型コロナウィルスでトコトン傷ついた私たち。
アフターコロナ社会は、治癒、再生、復活へと整える期間。
ポストコロナ社会までには、女性視点マーケティングを手に入れておくことを勧めたい。
今、もっとも活路を開くマーケティングと確信している。

「女性視点マーケティング」とは、物事を女性視点から見るマーケティングをいう。
女性向けのマーケティングとは異なる。
「視点」という言葉があるかないかで大きな違いがある。

「人類の半分を占め、次世代を宿し、つないでいく、女性たちの生活視点を物事を決める場面に入れることで、社会との共感を創り出すマーケティング」という考え方だ。

世帯消費の8割を左右するのは、女性たち。マーケットを握る彼女たちと手を組むことが鍵になる。

世帯消費の8割以上に影響を持っているのは女性という話はよく聞くと思う。それは多くの人が知っているはずのデータだ。

弊社でも、毎年撮り続けていて、いつも女性の消費に対する決定権や影響は、高い数値を出す。
https://herstory.co.jp/hs/lab/shopping/lab-5780

女性視点マーケティングとは、女性向けのマーケティングではなく、このマーケットの8割を握るという意味にこだわって研究をしている理論だ。

たとえば、子どものモノ、親のモノ、夫のモノ、そして贈答、冠婚葬祭の準備、日常の友人知人の祝い事、学校の先生へのお礼、塾の講師への手土産、ギフト、旅先のみやげ、お見舞いの品などなど、女性は、あらゆる生活場面で、買物をしている。

女性視点マーケティングとは、こうした女性の周囲にある家族や多くの人々との関係維持から生まれる購入行動を視野に入れていく。

もしかして、あなたの商品は、サービスは、女性のため、や、ターゲットのため、だけではなく、そのほかの関係維持に貢献する場面を創り出せるかもしれない。
今こそ、視点を変えるとき。
女性視点マーケティングは、今までのマーケティングでは気づかなかった、
幅広い、多くのチャンスと機会で、女性たちが無意識に、本能的に、ありとあらゆることに目を配って買物をしていることを教えてくれる。

もっともっとマーケットは、ビジネスの可能性は広い。
あなたの事業は、まだ実践していない可能性がたくさん眠っているいるかもしれない。
新しい視点でマーケットを見直すマーケティングが、女性視点マーケティングだ。
それは、女性自身にとっても無意識の行動であり、男性はなおさら言われて考えてみたらたしかにそうだ、という事象を秘めている。

時代が女性視点を必要としている。今は時流は、劣勢期「女時」(めどき)の中にいる。

いきなりだが、男時(おどき)と女時(めどき)という言葉を聞いたことがあるだろうか。

能楽を大成させた世阿弥が、物事には時流によって優勢・劣勢があるという状態を表した言葉だ。

男時(おどき)とは、勢いがある幸運な状態のこと。
そのようなときは、油断せずに細部に細心の注意を払わなければならない。

反対に女時(めどき)とは、自信がなく、不安で仕方がない、衰退を感じるとときだ。
この場合、失敗を恐れず大胆に行動すれば突破口になる、というものだ。

もうお分かりのように、2020年の日本、いや世界全体は、「女時」の時流の中にいると感じる。
こんな時の突破口。それは今までの常識を覆した新たな視点と行動を取り入れることだ。

それが女時を生き抜くために、時流に逆らわずにマーケティングの体質を変える。
「女性視点マーケティング」だ。

マーケティングは「戦い」の言葉を多用してきたが、これからのキーワードは、勝ち負けではなく、共に生きる「パートナーシップ」だ。

マーケティング用語は、国取り合戦だ。

「戦略」「戦術」というように「戦」の字を使う。
相手の陣地を取るには、相手と戦い、領土を占領するためのパワーが必要となるため男性視点が重要だ。
それが国を治めて平和に向かう道でもあった。
戦国時代に徳川家康が世の中を統治し、長く平和な江戸時代にしたように。

今、私たちが大学やビジネススクールで学ぶマーケティング論は、
この男性視点マーケティングが基盤となっている。

しかし、戦いには表と裏が必ずつきものだ。
戦いの歴史には、女と子どもの悲しい物語が常にある。

そして世界のどこかで今日も戦いが起きている。
女性たちは、そんな中でも子を産み育て、周囲と寄り添い、生き抜いていく。

女性は、共存し、おしゃべりで共感し、身近な楽しみを共創し、次世代のために、持続可能な平穏を求めようとする。

女性視点マーケティングのキーワードは、「共」にある。

女性同士は、できることを協力し合い共存し、おしゃべりで共感し、ささやかな楽しみを共創し、次世代へ繋ぎ、持続可能な平穏を求めようとする。

共存、共感、共創、育み、持続可能へとつなぐ行動。
まさにそれは今、社会が求めている動きだ。

女時を生き抜くためのマーケティング。
今まで見落とされてきたもう一つのマーケティング

アフターコロナは、間違いなく「女時」(めどき)。その期間に何をどう得ておくか。
ポストコロナは、女性視点マーケティングを手に入れていることが必ず求められているだろう。
そしてふたたび、必ず、「男時」は来る。
生き延びるとは、その時流のサイクルに乗っていき続けることにある。

次の男時(おどき)までには、女性視点マーケティングという概念と手法を手に入れてほしい。
2つを持てば自由自在に時代に乗り続けられる。強い。

それは同時に、偏りのない、すべての人々がしあわせな社会づくりにも貢献しているはずだ。
持続可能な存在へとつながっていく。

会社へのお問合せ先は以下へお願いします。
https://herstory.co.jp/

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