【商品開発】160通りの中からペットの面影を重ねて選べる  犬や猫をかたどった話しかけたくなる骨つぼ(2018年12月号)

女性マーケティング特集
2018 Vol.19
【商品開発】160通りの中からペットの面影を重ねて選べる  犬や猫をかたどった話しかけたくなる骨つぼ(2018年12月号)

【Feature】 衣食住+娯楽を共にするペット

核家族化・少子化を背景に、ペットが家族の一人としての役割を果たすようになった。一般社団法人ペットフード協会の調査によれば、飼育頭数は犬が減少傾向、猫は横ばいにあるが、総務省の家計調査を見ると1世帯あたりのペット関連支出は増加傾向にある。ペットのための出費は惜しまず(下図1)、特に35~59歳の単身女性はペットに消費しているという結果もある(下図2)。ペットと衣食住・娯楽を共に楽しむため、ニーズが高まるペット向けサービスを取材した。
(取材・文/長濱有莉)

飼い主の心をつかむサービス4つのポイント

1.日常も季節イベントもペットと一緒に楽しめる
2.ペットを第一に考える細やかな接客態度
3.ペットを通じて他者との交流が生まれる
4.異業種のノウハウの応用で新鮮さがある

160通りの中からペットの面影を重ねて選べる【犬や猫をかたどった話しかけたくなる骨つぼ】

Company Data

株式会社Coccolino
東京都大田区千鳥1-10-12
PHONE:03-5748-5520
http://www.coccolino.net/

(左) Coccolinoとはイタリア語で「かわいい子」「お気に入りの子」という意味。骨つぼモニュメント(27000円・税込)の他に香立やモニュメントを置けるステージなどもセットで人気 

ペットの供養を考える

ペットが亡くなった後、飼い主は供養の方法を選択することになる。

遺骨をペット霊園の個別・合葬のお墓に入れるのか、自宅にすべて持ち帰るのか、一部を手元供養として持ち帰り残りを合葬にするのか、などいくつかの選択肢がある。

株式会社Coccolino(コッコリーノ)は、手元供養のために遺骨を持ち帰った飼い主の心を癒したい、と犬や猫をかたどった陶器の骨つぼを開発。購入者の3分の2が女性だ。

ペットの手元供養品は人間用の流用であることが多く、飼い主の「生きていた時のように触れて話しかけ、今までの感謝の言葉を伝えたい」という気持ちに応えたものは少ない。
骨つぼへのこだわりを取材した。

手元供養のための徹底したこだわり

Coccolinoの骨つぼモニュメントは両手のひらで包み込める子犬や子猫くらいのサイズとなっており、一つ一つがイタリア職人の手作りだ。

話しかけると心が通い合うような動物の置物を作る工房に出会い、そのセンスに惚れ込んだという。無機質な骨つぼにならないよう、丸みを帯びたフォルムで陶器の質感を出し、そっと撫でたい気持ちになるようにした。

骨つぼモニュメントは犬と猫それぞれ2種類ずつのフォルムが5色、首輪のフォトチャームは家とハート型の2種類が4色ずつ用意されており、犬と猫それぞれ合計80通りからペットの面影を重ねて選ぶことが可能。

有料オプションで首輪に没年月日や年齢、名前を彫ることもできる。遺骨を納めやすいよう、口径はできる限り大きめに設計。粉骨すると総骨で収められる場合もあるため、遺灰がこぼれないように底蓋は金属製のキャップ式にした。

密閉できるので、キャップ式でない骨つぼに比べ湿気に強く手元供養に適したつくりとなっている。2016年10月に発表後、仏壇販売店からの予想以上の取り扱い希望にモニュメントが不足するほどの反響だった。年間約400~500個のペースで売れている。

他界後もこれからの時間を共有できる

季節に合わせてモニュメントの着せ替えや飾り付けを楽しむ女性も多く、「今日はどんな洋服を着せよう、どのお香を焚いてあげよう」とCoccolinoを通して喪失感を和らげている。

近くにペット霊園がなく納骨ができない地域や高齢などで霊園へお参りに行けない飼い主にとっても、亡くなったペットとこれからの時間を共有でき、今までの感謝の気持ちを伝え続けられる供養の在り方だ。

(左)犬と猫にそれぞれ2種類のモニュメント(上段)に5色から選べる(下段)

(右)Coccolinoで実際に着せ替えを楽しむ様子。手作りの衣装を作る飼い主も多い

Review
ペットの最期をどう迎えるのか、亡くなった後の供養をどうするのか。

終活の対象が家族と同様ペットにも広がっている。ペットは亡くなった後も家族であるため、喪失感を和らげる供養品が求められている。
取材・文/水沼遥

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