【商品開発】美しくて疲れないパンプスが欲しい。ポスチュアウォーキングのスタイリストご愛用(2017年7月号)
女性マーケティング特集
2017 Vol.2

INDEX
商品開発
美しくて疲れないパンプスが欲しい。ポスチュアウォーキングのスタイリストご愛用
※トップ画像:ポスチュアウォーキング協会のスタイリストの足にフィットするヒールのあるパンプス。
美しくて疲れないパンプスが欲しい。ポスチュアウォーキングのスタイリストご愛用
※トップ画像:ポスチュアウォーキング協会のスタイリストの足にフィットするヒールのあるパンプス。
手作り靴 株式会社マルエ
きっかけは妻の足のまひ。パンプスが履きたい、女心
夫婦で靴職人の冨澤文雄・まさよ夫妻。夫は、リウマチや外反母趾などの足の疾病で市販の靴が履けない人たちのための店「快足館」を運営。全国からお客様が訪ねてくる。きっかけは妻の足のまひ。それでも素敵なパンプスを履きたいという妻に、素敵なパンプスを作った。妻は杖をついてハイヒールを履いた。妻自身も靴職人。彼女もこの喜びを多くの女性に届けたいと、車椅子や外反母趾に悩む女性たちに応える靴を作る。
きれいに歩くことを仕事にしている人たちのパンプス
その一例として生まれたのが「きれいに歩くことを仕事にしている人たち」の靴だ。ポスチュアウォーキング協会の代表KIMIKOとの出会い。靴ブランド名は「Posuture Beauty」。KIMIKOのもとには、素敵に歩きたいという女性たちが集う。協会はスタイリスト(講師)を全国に87人抱える。生徒総数は年間5000人という大所帯。みんな「美しく歩くためのパンプス」を求めていた。そんな中で、ヒールのあるパンプスで、素敵に歩きたい、なおかつ毎日のレッスンにも耐えられる靴が欲しい、という声が聞かれた。働く女性と開発した靴やCAと作った靴などはある。しかし、毎日のウォーキングレッスンに耐えられるヒールのあるパンプスはなかった。そこで相談したのがマルエだった。
マルエは、以前は大手スポーツメーカーの下請け工場として大量生産をこなしていた。しかしそのメーカーが海外工場に製造を移したことや神戸の震災という危機的な出来事をきっかけにコスト重視ではない靴、好みの靴を履きたくとも履けない人たちのための靴を作ろうと決意。大きな方向転換をした。
もともと大量製造をしていた経験と設備から、フルオーダーだけではなくリーズナブルなセミオーダーで、多数の靴型・サイズ・革の素材やカラーを選んでもらう注文方法を可能にした。
もともと大量製造をしていた経験と設備から、フルオーダーだけではなくリーズナブルなセミオーダーで、多数の靴型・サイズ・革の素材やカラーを選んでもらう注文方法を可能にした。
5人以上集まれば出張も。足型をとり、好みのデザインに
「Posutur e Beauty」は、3種類の靴型、フラットシューズと7cmヒールのハイヒール、価格は3万2000円から(デザイン・革による)。オーダーして約30~40日で届く。5人以上集まれば出張の相談にも応じる。お客様お一人お一人の足型をとり、好みのデザインに希望を聞きながら作り上げていく。
履かなくなった靴の改修やリメイクも対応。ダンス教室・衣装用などグループのオリジナル靴の相談にも応じている。
履かなくなった靴の改修やリメイクも対応。ダンス教室・衣装用などグループのオリジナル靴の相談にも応じている。
靴職人 富澤 まさよ さん
【COMPANYDATA】
株式会社マルエ
代表取締役靴職人富澤文雄
神戸市長田区六番町1丁目6-4【本社工房】
PHONE:078-381-5812
マルエSITE:http://e-marue.com/
株式会社マルエ
代表取締役靴職人富澤文雄
神戸市長田区六番町1丁目6-4【本社工房】
PHONE:078-381-5812
マルエSITE:http://e-marue.com/
Review
サークル、カルチャー、資格講師などの団体主宰者とのタイアップで生まれた商品。専門分野でしかわからない悩みを解決する商品は、ニッチマーケットのようで後ろは大きい。
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