【商品開発】印刷会社の女性150名チームから誕生「新潟手帳」「にいがたもよう研究所」(2018年2月号)
女性マーケティング特集
2018 Vol.9

第一印刷所の女性企画チーム「d'onna(ドンナ)」から誕生した、地元情報満載の「新潟手帳」
株式会社第一印刷所
女性ならではの視点が活かされている最新商品を紹介
女性社員150名で組織する印刷会社のマーケティングチーム
新潟県の大手印刷会社である株式会社第一印刷所。同社には「d'onna(以下ドンナ)」という女子企画チームが存在する。グループの女性スタッフ約150名で組織されるマーケティング集団で、女性視点によるブランディングや商品開発などを請け負っている。製造業では珍しく、企画部門の半数以上が女性で、子育て支援や女性管理職登用など、女性を応援する風土が根づいていた同社。「女性職員だけで何かやってみたい」という熱意から立ち上げに至った。クライアントのサポートをしつつ、地元・新潟を盛り上げるべく、ドンナ主体の活動も行なっている。代表的な企画が「新潟手帳」と「にいがたもよう研究所」だ。
地元と印刷へのこだわり新潟を伝える手帳・文房具
「新 潟 手 帳 」 は 、 よ り 新 潟 を 元 気 に す る商品を生み出そうと誕生。印刷会社のため、紙にこだわったアイテムとして手帳を選んだ。表紙はリバーシブルで、新潟の春夏秋冬を表現する刺繍柄と、県内の染物工場とコラボレーションした手ぬぐい柄の2パターン。中身は県内の観光地やイベント情報が充実している。販売数は年々増加し続け、感想やSNSなどでの投稿も増えている。「新潟手帳に載っている場所を訪れるのを楽しみに一年を過ごしています」という感想もあった。
「 に い が た も よ う 研 究 所 」 は 、 新 潟 愛 をデザインの力で高めるプロジェクト。「賞味期限を気にせず持ち運べ、女性がかわいいと思えるおみやげが欲しい」というドンナメンバーの意見からスタートした。朱鷺(トキ)や米といった新潟らしいモチーフがカラフルでかわいい模様となり、ノートやポチ袋などの文房具として入手できる。模様を手がけるクリエイターも新潟県出身や在住の女性たちだ。研究所は地元の若手クリエイターが活躍する場も担う。
「 に い が た も よ う 研 究 所 」 は 、 新 潟 愛 をデザインの力で高めるプロジェクト。「賞味期限を気にせず持ち運べ、女性がかわいいと思えるおみやげが欲しい」というドンナメンバーの意見からスタートした。朱鷺(トキ)や米といった新潟らしいモチーフがカラフルでかわいい模様となり、ノートやポチ袋などの文房具として入手できる。模様を手がけるクリエイターも新潟県出身や在住の女性たちだ。研究所は地元の若手クリエイターが活躍する場も担う。
「にいがたもよう研究所」の模様を使ったポチ袋。どれもカラフルでかわいいデザイン
旬情報はメンバーで共有地元愛がファンを呼ぶ
「 新 潟 手 帳 」 と 「 に い が た も よ う 研 究 所 」商品は共に女性の購入者が多く、地元住民だけでなく県外からの観光客もおみやげとして買っていく。
ドンナメンバーはグループ各社・各部署にまたがって所属しているため、入手した情報はグループウエアや月1回のミーティングで共有。今後も女性消費者目線を活かした企画で、新潟の暮らしがより楽しくなるコト・モノの発信を目指すという。
“ 新 潟 が 好 き ” と い うド ン ナ メ ン バ ー の思いが県内外のファンを呼び、地域活性につながっていきそうだ。
ドンナメンバーはグループ各社・各部署にまたがって所属しているため、入手した情報はグループウエアや月1回のミーティングで共有。今後も女性消費者目線を活かした企画で、新潟の暮らしがより楽しくなるコト・モノの発信を目指すという。
“ 新 潟 が 好 き ” と い うド ン ナ メ ン バ ー の思いが県内外のファンを呼び、地域活性につながっていきそうだ。
ドンナメンバー。ドンナはイタリア語で「女性」の意味。幅広い年代の女性スタッフが所属す。
COMPANY DATA
株式会社第一印刷所
新潟県新潟市中央区和合町2-4-18
PHONE:025-283-6222
SITE:https://www.dip.co.jp/
新潟手帳SITE:https://www.dip.co.jp/techou/
にいがたもよう研究所SITE:https://niigatamoyou.tumblr.com/
新潟県新潟市中央区和合町2-4-18
PHONE:025-283-6222
SITE:https://www.dip.co.jp/
新潟手帳SITE:https://www.dip.co.jp/techou/
にいがたもよう研究所SITE:https://niigatamoyou.tumblr.com/
Review
地元の特色を「今どき」のデザインに編集した商品群。地元を盛り上げたい、自分たちの商品が好き、という熱意は女性客の心を打つ。