【特集】実際のスタジオにいるかのような臨場感!会員急増の双方向型オンラインヨガ「SOELU」(2021年1月号)

女性マーケティング特集
2021 Vol.42
【特集】実際のスタジオにいるかのような臨場感!会員急増の双方向型オンラインヨガ「SOELU」(2021年1月号)
実際のスタジオにいるかのような臨場感!
会員急増の双方向型オンラインヨガ
「SOELU」

新型コロナが猛威を振るい、不要不急の外出を禁じられた今年の春先。
巣ごもりを続ける女性たちの間で、大きな話題になったのがオンラインヨガ「SOELU(ソエル)」だ。
インスタグラムのフォロワー数1万人突破、レッスンのリピーター率9割の快進撃を支えるのは、
本来自宅では味わえないはずの圧倒的な「臨場感」だ。

キャンセルは10分前までOK

今回のコロナ騒動で様々なオンラインフィットネスが注目されるなか、ひときわ人気を集めている双方向型ヨガスタジオ「SOELU(ソエル)」。SOELU株式会社が運営しており、ヨガの他にもピラティス、ストレッチ、トレーニングなど1日100クラス以上を開講している。最大の特徴は、「ライブレッスン」という受講方法だ。これは、画面越しにインストラクターと受講者(定員12名)がつながり、互いにコミュニケーションが取れる仕組みになっている。受講者のポーズを直接画面で確認しながら、都度インストラクターが指導するため、まるで実際のスタジオにいるかのような臨場感が味わえる。ありがたいことに、生徒同士の姿は見えない設定になっているため、安心してヨガに専念できる。インストラクターに自分の姿が映らないようにすることも可能で、寝起きの顔でもパジャマ姿でも、気軽にヨガに臨めるのがうれしい。現在、利用者の9割近くを女性が占めるが、意外にも「SOELU」は2014年、2人の男性によって立ち上げられた。家族の病気や自身の体重増加、運動不足に悩んでいたとき、移動時間に縛られることなく、手軽に運動を続ける方法として思いついたのがきっかけだという。
自宅でヨガの他にもピラティス、ストレッチ、トレーニングなど1日100クラス以上を開講している。「ライブレッスン」は、画面越しにインストラクターと受講者がコミュニケーションが取れる。まるで実際のスタジオにいるかのような臨場感が味わえる
「開講時間は朝5時~夜中24時です。急な予定で受講できなくなっても、受講開始の10分前までキャンセルできますし、逆に途中からの急な参加も可能です。それぞれのライフスタイルに合わせて受講しやすいように工夫しています」と話すのは、取締役CPOの越塚麻未さんだ。その甲斐あってか、利用者の1年後継続率は9割を超え、2020年10月30日~11月5日に実施された調査では「双方向型オンラインフィットネスサービス部門」で「認知率」「利用率」「顧客満足度」「コストパフォーマンス」「続けやすさ」「レッスン開講時間満足度」の6部門すべてにおいて1位を獲得した。(※)
コロナ禍に自宅でレッスンを受けたい申し込み者が急増
via ※調査元:トラミー調べ/調査期間:2020年10月30日~2020年11月5日/調査人数:301名/調査方法:インターネット調査

ユーザーへのヒアリングを数多く実施

そんな利用者目線を大切にする同社だが、実際の利用者の声はどのように拾っているのだろうか。「週1回のアンケート実施と、週3回のユーザーヒアリングを行っています。最終的にはお客様の声から商品サービスやマーケティングのヒントを得ていきたいと思っているんです」と越塚さん。この言葉通り、同社のサービスの礎は利用者の声で成り立っている。早朝から深夜におよぶ長い開講時間も、急なキャンセルへの対応も、途中入室もすべて、利用者が少しでも長く続けられる環境を整えていきたいという思いからだ。そんな同社の姿勢がよく表れているのが「赤ちゃん泣いたら保証」だ。このユニークな制度は、0~36カ月の赤ちゃんがそばにいる状態で受講したユーザーに適用される。受講中に赤ちゃんが泣いたり起きてしまったことで、クラスを中断せざるをえなくなった場合に、再度受講することができる。確かに、「SOELU」の利用者のなかには幼い子供を抱える人も多い。自分の時間すら自由に取れないお父さん、お母さんにとっては、こうした思いやりのあるルールひとつが、大きな励みになるのだ。そしてこのルールもまた、利用者からの声がきっかけで生まれたものだという。
2014年の立ち上げ以来、こうした利用者側の視点に立ち、サービスを展開させていった同社は、その後着実に利用者数を伸ばし続けてきた。特に新型コロナの状況下では、1日の入会者数が急増。通常の10倍にまでふくらんでいる。数あるオンラインフィットネスのなかでも、ここまで「SOELU」が選ばれるのには、とことん利用者に寄り「SOELU(ソエル)」姿勢が評価されているためだろう。
6月までの調査では申し込みの理由は「感染リスクを下げるため」だったがニーズが次第に変化

SNSを積極的に活用 見えなくてもつながる「SOELU仲間」

もう一点、同社が力を入れていることがある。SNSの積極的な活用だ。もともとコミュニティツール「Faccebook(フェイスブック)」を通じて情報発信を続けてきたが、1年ほど前から写真・動画投稿型のコミュニティサービス「Instagram(インスタグラム)」での配信をスタート。通常は6分~1時間前後かけて学ぶオンライン教室での様々なポーズを、要点だけ切り取って短時間で紹介している。「すっきり小顔へ!むくみ解消リンパケア」「ぷよ下腹を引き締める1分ウエスト絞り」など部位を絞った魅力的な内容に、多くの女性たちが次々とリピーターになっている。
「この1年で一番変わったのはクリエイティブ面です。Instagramでは女性なら誰が見ても楽しくなるような内容を配信し、ウェブサイトやTwitterも見やすく変えてきました。女性が使っていて心地良く感じてくれることを目指しています」。女性はUI/UX(デバイス画面で見られる情報や操作の仕組みなど/サービスやモノによって体験できること)に敏感であると、越塚さんはつくづく感じている。さらに、SNSだからこそ自然に誕生した「SOELU仲間」の存在も興味深い。現在、Twitter上では「#SOELU仲間」でつながった利用者たちの交流が活発だ。自分の受講したクラスの感想や、受講後改善された体調の話題、クラスへの要望など、どこよりもリアルなクチコミが日々集まっている。都合のあう人同士で、同じクラスを一緒に受講する利用者まで出始めている。お互いの姿は見えないのに、である。このような利用者の動きを、越塚さんは好ましく見守る。オンラインだからこそ生まれた大切なつながりを存分に生かしてもらいたいと、今後の展開にも積極的に乗り出す予定だ。「今、スポーツや健康の分野で講座数をどんどん増やしています。一番の目標は、利用者を飽きさせないこと。そのため、利用者からの要望や他のスタジオ例を参考にしながら、今後も様々なジャンルを取りそろえていこうと考えています。同時に、運動だけでなく健康のための食品や道具なども、ユーザーと一緒に開発していけたらうれしいです。」
オンラインを通じて、企業と消費者が互いに必要なものを発信しあい、よりよいサービス作りへとつなげていく。withコロナ時代の新しい企業の形を見た気がした。
Key Point
1 利用者の声を拾い上げサービス内容に生かす
2 SNSでの魅せ方を研究し、役立つ情報を積極的に配信する
3 定期的に新しいものを導入し利用者を飽きさせない仕組みを作る

SOELU株式会社

取締役CPO 越塚 麻未 様

https://www.soelu.com/
〒106-0032 東京都港区六本木5-9-20 六本木イグノポール 507号室
■事業内容:オンラインを通じたヨガスタジオを運営。200人以上のインストラクターを抱え、会員に向けた双方向(ライブレッスン)および動画配信(ビデオレッスン)型のレッスンを提供する。100以上のレッスン講座から選べ、PC・スマートフォンがあれば場所を選ばず受講が可能。
■年商:非公開
■創業:2014年4月1日

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