売り上げの3%報酬と1いいね1円ビジネスをゲットできるレンタル服 買うから遊びのファッションへ「KITEKU」(2019年10月号)
女性マーケティング特集
2019 Vol.29

最大120分のレンタル服を稼げる
2019年秋の本リリースを控え、いくつもおファッション系主要メディアに紹介される注目の新サービスがある。最大120分の服のレンタルとSNSを掛け合わせてユーザーが報酬を得られるサービスを提供「KITEKU」だ。
本サービスを提供するのは株式会社SPRING OF FASHIONの保坂忠伸さん。サービス立ち上げの背景をについて話を聞いた。
本サービスを提供するのは株式会社SPRING OF FASHIONの保坂忠伸さん。サービス立ち上げの背景をについて話を聞いた。
一般の人を巻き込む次世代の販売方法
2019年秋に本リリース予定の「KITEKU」は、アパレル店内にある服を試着して最大120分間レンタルして外出できるサービス。店舗から徒歩数分以内にある写真スポットも、サービス内で紹介する。外出中に写真スポットで撮影を行い、Instagramへ投稿すると、「いいね」を獲得するごとに1円の報酬が発生。
また、投稿を見たフォロワーをトラッキングし、フォロワーがその服をブランドのECサイトで購入した場合、成果報酬として売り上げの「3%」がユーザーに支払われる仕組みになっている。
このサービスを立ち上げた背景について保坂さんは次のように話す。
「最近、販売員の方がSNSでコーディネートを投稿し、売り上げに貢献するという事例が出てきました。アパレル企業に実態を聞くとフォロワー数が1000人に満たない方でもSNSから販売で上位にランクインする方は多くいるそうです。フォロワー数が1000以下でも販売実績が出せる方が多くいるのであれば、それを一般の方でも行えるようにしようと思いました。一般の方であればコーディネートを組み、撮影して投稿するまでの時間も企業側は人件費がかからず、かつPRではない自発的な情報の拡散を実現できるようになります」
また、投稿を見たフォロワーをトラッキングし、フォロワーがその服をブランドのECサイトで購入した場合、成果報酬として売り上げの「3%」がユーザーに支払われる仕組みになっている。
このサービスを立ち上げた背景について保坂さんは次のように話す。
「最近、販売員の方がSNSでコーディネートを投稿し、売り上げに貢献するという事例が出てきました。アパレル企業に実態を聞くとフォロワー数が1000人に満たない方でもSNSから販売で上位にランクインする方は多くいるそうです。フォロワー数が1000以下でも販売実績が出せる方が多くいるのであれば、それを一般の方でも行えるようにしようと思いました。一般の方であればコーディネートを組み、撮影して投稿するまでの時間も企業側は人件費がかからず、かつPRではない自発的な情報の拡散を実現できるようになります」
「買う」から「遊び」のファッションへ
リリース当初、各店舗において約2ラック(40~50着)のアイテムを検討。着用したときの見た目は、あくまでも諸費者目線を大事に考える。
「今は、Instagramを中心にファッションコーディネートを撮影し、掲載する人が多くいます。しかし、コーディネートにかかる服代は決して安くありません。そこでKITEKUでは、『無料でレンタルして掲載していいですよ』としています。KITEKUにはもう1つの狙いがあり、音楽やゲームに時間を使うのではなく、ファッションに費やす時間を増やし、ファッション業界の活性化につなげたいと考えています。KITEKUによって、ファッションは“買い物”としての楽しみだけではなく、“遊び”としての楽しみ方を提供することが可能になります」
「今は、Instagramを中心にファッションコーディネートを撮影し、掲載する人が多くいます。しかし、コーディネートにかかる服代は決して安くありません。そこでKITEKUでは、『無料でレンタルして掲載していいですよ』としています。KITEKUにはもう1つの狙いがあり、音楽やゲームに時間を使うのではなく、ファッションに費やす時間を増やし、ファッション業界の活性化につなげたいと考えています。KITEKUによって、ファッションは“買い物”としての楽しみだけではなく、“遊び”としての楽しみ方を提供することが可能になります」
Review
SNSやECなどの普及によって大きな変化がもたらされるファッション業界。消費者がファッションそのものを楽しみ、更に稼げる仕組みを確立できることで、新たなファッション文化が形成されるのはないか。
SNSやECなどの普及によって大きな変化がもたらされるファッション業界。消費者がファッションそのものを楽しみ、更に稼げる仕組みを確立できることで、新たなファッション文化が形成されるのはないか。