【商品開発】株式会社アデランス 自髪に負担をかけない活毛商品「グラデージュ」(2019年5月号)

女性マーケティング特集
2019 Vol.24
【商品開発】株式会社アデランス 自髪に負担をかけない活毛商品「グラデージュ」(2019年5月号)

髪を引き出し、混ぜながらボリュームアップ。自髪に負担をかけない活毛商品「グラデージュ」

老化を感じるパーツ、2位は「髪」

 髪の毛は、女性が加齢とともに気になるパーツの一つ。株式会社アデランスの調査では、「女性のどの部分に最も老化を感じるか」という問いに対し、「肌(シワの増加・たるみなど)」(55.9%)に続いて「髪の毛(ボリュームダウン、白髪など)」(26.0%)という回答が多かった。
 髪の悩みに対する解決策としてウィッグが挙げられるが、ベースの部分がネットで頭部を覆う形だと、蒸れてしまうことや留め具を複数付ける負担がある。「ネットを取り払い、装着しやすい形にできないだろうか」と開発に取り組み、1年以上かけて誕生した商品が、アデランスの「グラデージュ」だ。

自毛を生かしボリュームアップ

 グラデージュの最大の特長は、ベースの部分が数本の細いワイヤーのみという点。2つの留め具で装着し、くしでとかしてワイヤーの隙間から自毛を引き出し、なじませる。
 ワイヤーに一本一本手作業で毛材を植えつけるため、色や髪質もわずかなニュアンスを出すことができる。例えば白髪でも「黄色っぽい白髪」と「青色寄りの白髪」があり、一人一人に合わせた色を表現する。
 価格は2枚セットで20万円~。面積が少なく素材も簡易的なため、オーダーメイド商品ながら価格を抑えることに成功した。
(写真1)「 グラデージュ」を使用したビフォーアフター。トップがふんわりするだけで印象が大きく変わる 

運動をする60~70代女性が支持

 商品企画開発部マネージャーの川﨑むつみさんによると、低価格の既製品で色や質感が合わず失敗したがオーダーメイドはハードルが高い、という人がアデランスに興味を持つきっかけになっている商品がグラデージュだという。ユーザーは60~70代が中心。50代以下の女性は白髪が少なく毛量もあるため、自毛に人工毛髪を直接結びつけるエクステの割合が高いという。
 2枚セットの組み合わせ方としては、1枚は白髪染め直後の状態に合わせ、もう1枚は根元が伸びてきて白髪染めも退色した状態になじむよう、「1枚目より少し明るくボリュームも多め」「分け目の部分だけネットを付け、白髪隠しができる」と、時期に合わせて使い分けられるセットにする人が多い(写真2)。日常用と、より華やかにメッシュなどを入れたお出かけ用といった組み合わせをする人もいる。
 「最近は運動をされるお客さまが増えてきました。水泳、卓球、ヨガ、社交ダンスなど、本当にアクティブです。グラデージュは軽量で耐久性に優れているので、スポーツにも使えます」と川﨑さん。これからは女性たちが何歳になっても外に出ていく時代。気兼ねなく人と会い、手軽に美をサポートしてくれる商品の需要は必ず高まるだろう。
(写真2)2枚セットの組み合わせのサンプル。右側は毛量が少なめで、隙間から自髪を引き出して使う。左側は分け目の部分にネットが付き、毛量も多めで、頭頂部の白髪隠しができる
(写真3)毛の色、太さ、質感は複数のバリエーションがあり、一人一人の自毛になじむよう組み合わせる
Company Data

株式会社アデランス
東京都新宿区新宿1-6-3
PHONE:03-3350-3111
https://www.aderans.co.jp/
Review

既存商品を改良し、新商品が生まれた事例。軽さや通気性は、増加するアクティブなシニア女性ともマッチする。広告で使う「まぜ髪」という表現も、自毛を生かすことややわらかなイメージが浮かび好印象。

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