販売開始3カ月で累計売り上げ個数1000を突破!ピアスを飾って収納できる「ピアスのガクブチ」

女性マーケティング特集
2019 Vol.28
販売開始3カ月で累計売り上げ個数1000を突破!ピアスを飾って収納できる「ピアスのガクブチ」
ピアスだけでなく、ブローチやキーホルダー、缶バッジなども飾れる。全30種 各380円(税込)。2019年9月1日からロフトの一部店舗で取り扱いが決定

株式会社シー・エム・バー

事前予約100件の反響商品

2019年2月に発売を発表後、各メディアで取り上げられた人気商品がある。ピアスをインテリアとして収納できるケース「ピアスのガクブチ」だ。事前予約が100件を超え、2019年4月の販売開始から約3カ月で累計販売数が1000個を突破。開発者は株式会社シー・エム・バーに所属する女性デザイナー8人。どういった視点で商品開発を行ったのか話を聞いた。

アクセサリーの新しい概念を発掘

シー・エム・バーはグラフィックデザインなどを行う制作会社。普段は顧客から依頼のあった制作物を提供しているが、自社商品を作ってみたいという思いがあった。そこで、自社の強みであるグラフィックという分野を生かした商品を作れないかと考え始める。自社の強み×女性デザイナー視点ということからアクセサリー台紙やウォールデコはどうだろうか、という意見があった。しかし、ヒットさせるための消費者インサイトは見いだせずにいた。ある会議で「自分は耳にピアス用の穴がないけれど、福袋に入っていたピアスがかわいく捨てられない。でも使い道がなくどうにかしたい」という社員の声があがった。アクセサリーは身に着けて楽しむだけでなく、飾って、見て楽しむことにも需要があるのではないか。その需要と自社の強みであるデザイン技術を生かし、ペーパークラフトで観賞用アクセサリー額縁を作ると売れるのではないか、と誕生した。

しかし、社内向けに発表するも「これは何のために必要なのか?」と、男性社員に魅力が伝わらず苦戦。そこで、社員の家族や友人にサンプルを配りアンケート調査を実施した。「お気に入りのものを特別扱いできて良い」など多くの女性共感者の声が集まり、その世間の声に感銘を受けた当時の代表が後押しをして商品化が決定した。
カテゴリーで購入すれば、飾る際にデザインテイストをそろえられるのも魅力の一つ。
デザインは購入者が好みのものを選びやすいよう10カテゴリーに分けられ、全30種類。「Art(モネの睡蓮やクリムトの接吻といった絵画がモチーフ)」や「Flower(花がモチーフ)」など3種類ずつカテゴライズされている。
10カテゴリーの中の2例。
(左)「Art」絵画がモチーフ(右) 「Flower」花がモチーフ。

自身の女性消費者視点を取り入れる

2019年2月、「東京インターナショナル・ギフト・ショー」に出展。「ピアスの新しい楽しみ方を発見!」などTwitterで紹介されると1万リツイートあり、その反響にメンバー全員が歓喜した。

今後は、アクセサリー作家や企業向けにオリジナルのガクブチを提案・制作していきたいと語る同社。自社の強みである技術と、自分たちが持つ女性消費者視点をうまく取り入れたことでできた人気商品。今後、「ピアスを買う=ピアスのガクブチも買う」ということが当たり前になる日が来るかもしれない。
Company Data
株式会社シー・エム・バー
愛知県名古屋市中区大須一丁目24-51 バウハウス大須4F
PHONE:052-232-3705
https://www.cm-bar.co.jp/
Review
自社商品を作るにあたり、自社の強みを生かしたものを作りたいという気持ちだけにとどまらず、最後まで消費者ニーズを探し続けた結果、成功した事例。自身の消費者視点もうまく取り入れられている。
取材・文/水沼 遥

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