【特集】思い出を「再編」して新たな形に蘇生する。リフォメーション事業「LOOPCARE」が話題(2017年6月号)
女性マーケティング特集
2017 Vol.1

リフォメーション(英:reformation)は「改善」「改革」の意。今年の春夏ファッションのトレンドワードにも登場する。「LOOP CARE」は、思い出の服を作り変える事業として今、マスコミ取材も多い。「再編」の代表的事例として取材した。
Q 聞き手 HERSTORY REVIEW編集者 / H 株式会社リシュラ 代表取締役 浜口 緑
Q 聞き手 HERSTORY REVIEW編集者 / H 株式会社リシュラ 代表取締役 浜口 緑
株式会社リシュラ
Q 簡単に事業のご説明をお願いします。
H タンスの中で眠っている、思い出のあるお客様の服をお預かりして、新しい形に仕立て直すサービスです。新しい形から、また次の思い出につながるように、LOOP CAREと名付けました。
H タンスの中で眠っている、思い出のあるお客様の服をお預かりして、新しい形に仕立て直すサービスです。新しい形から、また次の思い出につながるように、LOOP CAREと名付けました。
本当は何をしたい会社なのか。「思い出をつなぐ」をコアに
Q どうして始めようと思ったのでしょうか。
H 私たちはもともと子ども服の古着やリメイク雑貨、洋服、ギフト用品等を企画製造販売しています。ですが時代の変化の中で、本当は何をしたい会社なのか、お客様に何を提供している会社なのかを見つめ直したいと考えました。そして私たちは、モノを売りたいのではなく思い出を残すお手伝いをしているのではないか、と考えが至りました。LOOP CAREはその形の表れです。
Q 洋服のリメイクやリフォームというのは洋装店やクリーニング取次店などで見かけたことがあります。どこが違いますか。
H 私たちのところにもお客様の思い出の品や遺品などをバックや小物にしてほしい、という依頼は月に数件、必ずありました。ご希望を叶えるために時間と労力をかけていましたし、大切なモノにハサミを入れるのは神経も使います。大変、非効率でもありました。今回は「思い出をつなぐ」ですから、何に変えたら思い出がつながるかを社内でプロジェクトメンバーを作り検討しました。当初、20くらいの候補が上がり、そこから「アルバム・日傘・ペットの服」というフォーマットを決めたことが大きな違いです。今後、アイテム数を増やしていきます。
H 私たちはもともと子ども服の古着やリメイク雑貨、洋服、ギフト用品等を企画製造販売しています。ですが時代の変化の中で、本当は何をしたい会社なのか、お客様に何を提供している会社なのかを見つめ直したいと考えました。そして私たちは、モノを売りたいのではなく思い出を残すお手伝いをしているのではないか、と考えが至りました。LOOP CAREはその形の表れです。
Q 洋服のリメイクやリフォームというのは洋装店やクリーニング取次店などで見かけたことがあります。どこが違いますか。
H 私たちのところにもお客様の思い出の品や遺品などをバックや小物にしてほしい、という依頼は月に数件、必ずありました。ご希望を叶えるために時間と労力をかけていましたし、大切なモノにハサミを入れるのは神経も使います。大変、非効率でもありました。今回は「思い出をつなぐ」ですから、何に変えたら思い出がつながるかを社内でプロジェクトメンバーを作り検討しました。当初、20くらいの候補が上がり、そこから「アルバム・日傘・ペットの服」というフォーマットを決めたことが大きな違いです。今後、アイテム数を増やしていきます。
日傘職人が見つからず苦労技術継承し内製化
Q お客様はどんな方が多いですか。
H ご自身の服よりも、家族の服から仕立て直しを希望されるお客様が多いです。亡くなった母親の着物とか子どもが小さかったときの服とか。
Q 日傘などは製作が難しいのでは?
H 実は内製です。日傘を作ろうと決まってから職人さんを探して回りました。しかし、職人は高齢の方で廃業も多くありました。やっと見つけた方にお願いして技術指導をいただき、社内で製造しています。
Q 御社は、子ども服古着、リメイク雑貨、ギフト品の企画製造販売をされていますが、今後について教えて下さい。
H すべての事業の共通コンセプトは、「思い出づくりのお手伝い」です。社員全員が「お客様の思い出づくりをするグッドストーリーコンシェルジュ」を目指しています。言葉ではなく、行動で示せる会社を目指します。LOOP CAREは始まったばかりですが、思いを形にできたサービスですから大切に育てていきます。
H ご自身の服よりも、家族の服から仕立て直しを希望されるお客様が多いです。亡くなった母親の着物とか子どもが小さかったときの服とか。
Q 日傘などは製作が難しいのでは?
H 実は内製です。日傘を作ろうと決まってから職人さんを探して回りました。しかし、職人は高齢の方で廃業も多くありました。やっと見つけた方にお願いして技術指導をいただき、社内で製造しています。
Q 御社は、子ども服古着、リメイク雑貨、ギフト品の企画製造販売をされていますが、今後について教えて下さい。
H すべての事業の共通コンセプトは、「思い出づくりのお手伝い」です。社員全員が「お客様の思い出づくりをするグッドストーリーコンシェルジュ」を目指しています。言葉ではなく、行動で示せる会社を目指します。LOOP CAREは始まったばかりですが、思いを形にできたサービスですから大切に育てていきます。
株式会社リシュラ 代表取締役 浜口 緑
1993年、子ども服専門の古着屋としてスタート。移動販売等も経て、現在、複数ブランドのショップを開業。近年はモール出店など話題の店に。
【COMPANY DATA】
株式会社リシュラ
広島市西区商工センター2丁目7-23
PHNE:082-270-4885
SITE:https://loop-care.jp/
実店舗:5店舗
WEB店舗:2店舗
【COMPANY DATA】
株式会社リシュラ
広島市西区商工センター2丁目7-23
PHNE:082-270-4885
SITE:https://loop-care.jp/
実店舗:5店舗
WEB店舗:2店舗