米屋であって米屋でない「AKOMEYA TOKYO」 お米が中心のライフスタイルショップ
2018 Vol.10

「AKOMEYA TOKYO」新宿店。店頭にお米のコーナーとオススメ商品が並び、奥にもさまざまな商品が広がる
ビジネスモデルやサービスに女性視点を取り入れている事例を紹介
お米から食衣住を提案するセレクトショップ
東京・銀座と新宿、埼玉・大宮にある「AKOMEYA TOKYO」は、お米を中心としたセレクトショップだ。全国から厳選した20種類以上の玄米やオリジナルブレンド米、ごはんのお供、炊飯道具や食器などお米にまつわる商品が数多く並ぶ。
運営する株式会社サザビーリーグは、「Afternoon tea」など“洋”の要素をメインとする事業を数多く展開する企業。初めて“和”に着目した業態がAKOMEYAだった。「日本文化の中でもっとも受け入れてもらえるのが食ではないかと。そして日本食の中心はお米です。どんなおかずと組み合わせたら楽しめるか、おいしく炊ける調理器具、食卓を囲む環境など、食・衣・住をトータルで提案することにしました」。
運営する株式会社サザビーリーグは、「Afternoon tea」など“洋”の要素をメインとする事業を数多く展開する企業。初めて“和”に着目した業態がAKOMEYAだった。「日本文化の中でもっとも受け入れてもらえるのが食ではないかと。そして日本食の中心はお米です。どんなおかずと組み合わせたら楽しめるか、おいしく炊ける調理器具、食卓を囲む環境など、食・衣・住をトータルで提案することにしました」。
こだわりの品ぞろえで30~50代女性に人気
当初のメインターゲットは40~50代の女性を想定していたが、今では30代~50代と幅広い年代の女性が訪れる。男性や外国人観光客も多い。
人気のお米は新潟県産の「新之助」。もっちりとして甘みがあるのが特徴だ。そのほかに北海道から九州まで各地のお米を取りそろえ、おすすめの品種を食べ比べられる「利き米セット」も販売している。お米はAKOMEYAオリジナルのパッケージで売られ、すべての品種に同じデザインのラベルが貼られている。これは「アコメヤの出汁」など、お米以外のAKOMEYAオリジナル商品にも共通するデザインで、同店の世界観を表している。セレクト品もバイヤーが各地から厳選し、ごはんのお供は塩糀昆布やさんまのフレークなどが人気だ。
人気のお米は新潟県産の「新之助」。もっちりとして甘みがあるのが特徴だ。そのほかに北海道から九州まで各地のお米を取りそろえ、おすすめの品種を食べ比べられる「利き米セット」も販売している。お米はAKOMEYAオリジナルのパッケージで売られ、すべての品種に同じデザインのラベルが貼られている。これは「アコメヤの出汁」など、お米以外のAKOMEYAオリジナル商品にも共通するデザインで、同店の世界観を表している。セレクト品もバイヤーが各地から厳選し、ごはんのお供は塩糀昆布やさんまのフレークなどが人気だ。
真空パックで販売されている3合のお米。すべての品種でラベルデザインが統一され、世界観が感じられる
お米が切り口の暮らしの提案、バレンタイン企画も
お米を中心とした暮らしの新たな提案として、バレンタインの企画にも注目したい。男性100名へのアンケートから「男性はチョコだけでなく“自分好みのもの”がほしい」「4人に1人はお酒やおつまみがほしい」「ファッションや雑貨など実用的なアイテムも人気」という結果を導き出した。そこからお米のお菓子やお酒、日本製のハンカチなどを特集、店頭に特設コーナーを設けた。バイヤーが厳選したアイテムをバレンタイン向けに提案することで、AKOMEYAのファンである女性や定番のチョコレートと違った贈りものをしたいと考える女性の心をつかむ。
お米以外の商品も、ごはんのお供、お菓子、飲料、食器など、ジャンルごとに充実の展開
お米の新しい切り口による見せ方、提案を発信するAKOMEYATOKYO。その世界観に魅力を感じ、お米とそれを囲む暮らし方にこだわりたい女性ファンが今後も増えそうだ。
COMPANY DATA
株式会社サザビーリーグ
東京都渋谷区元代々木町49-13
SITE:http://www.sazaby-league.co.jp/
AKOMEYA TOKYO
SITE:http://akomeya.jp/
東京都渋谷区元代々木町49-13
SITE:http://www.sazaby-league.co.jp/
AKOMEYA TOKYO
SITE:http://akomeya.jp/
Review
書籍と雑貨などのクロス展開は多いが、お米を中心に据えた展開は新鮮。お米にこだわると炊き方やおかず、食器など周辺のものにも気を配りたくなる女性は多いはず。トータルコーディネートは女性ファンをつかむ。