日本的かつ「ポップでかわいい」を追求。京都発のネオ和装ブランド「SOU・SOU」
2018 Vol.8

京都発の和装ブランド「SOU・SOU」。写真は2017年秋のコレクション
若林株式会社
ブランドの世界観に浸れる、店舗が集まる小道
「新しい日本文化の創造」をコンセプト にオリジナルテキスタイルデザインを作成、地下足袋や和装、小物などを製作・ 販売する京都発のブランド「SOU・ SOU」。京都9店舗の他に、東京・青山店とサンフランシスコ店、ネットショップを展開している。京都の店舗は繁華街である四条河原町の一角に集中しており、休日には大勢の人が押し寄せる。
代表の若林剛之さんと、テキスタイルデザイナーの脇阪克二さんの出会いによって生まれたSOU・SOU。脇阪さんは女性に人気のフィンランド発のブランド「マリメッコ」で活躍した経験を持つ。そのため、SOU・SOUの商品はどれも和のモチーフや意匠を用いながら、ポップで新鮮と感じられるものばかりだ。
代表の若林剛之さんと、テキスタイルデザイナーの脇阪克二さんの出会いによって生まれたSOU・SOU。脇阪さんは女性に人気のフィンランド発のブランド「マリメッコ」で活躍した経験を持つ。そのため、SOU・SOUの商品はどれも和のモチーフや意匠を用いながら、ポップで新鮮と感じられるものばかりだ。
普段着から特別な日の装いまで 網羅する商品群
小物、雑貨も豊富。どれも鮮やかで、どこか日本らしさが感じられる配色
「SOU・SOUが目指すのはとにかくポップでかわいい商品」(若林さん)。オリジナルテキスタイルデザインはこれまで世に出たものだけでも450を超える。柄のサイズや色をどのように組み合わせ、商品に落としこむかが重要だという。
日常的にまとえるアイテムがメインだが、子ども服を扱う「SOU・SOUわらべぎ」では七五三の装いも。お遍路をする女性向けに、白装束をイメージしたコーディネートを作り上げたこともあった。日常から特別な日まで、SOU・SOUで身の回りをそろえるファンは多い。
日常的にまとえるアイテムがメインだが、子ども服を扱う「SOU・SOUわらべぎ」では七五三の装いも。お遍路をする女性向けに、白装束をイメージしたコーディネートを作り上げたこともあった。日常から特別な日まで、SOU・SOUで身の回りをそろえるファンは多い。
インターネットで広がるSOU・ SOUファンの輪
数字がモチーフの「SO-SU-U(そすう)」はSOU・ SOUの代表的なテキスタイルデザイン
種類豊富な商品だけでなく、公式ブログにもファンづくりのヒントがある。ブログは毎日更新され、脇阪さんのテキスタイルデザイン、スタッフの着こなし、新商 品情報など商品への愛情が伝わってくる。来店したお客さまのスナップショットが多いのも特徴だ。一般の人がまとうことで着用イメージや親近感がわきやすい。
インスタグラムには「#SOUSOU好きさんと繋がりたい」というハッシュタグが存在し、4000件以上の投稿がされている。同じ趣味や好みの人を探すタグは他にも多くあるが「写真好き」「猫好き」など広いジャンルを指す場合が多い。特定のブランドでここまで投稿されているものは他にはないだろう。「SOU・SOUが好き」ということが、特徴的なライフスタイルや好み、価値観となっているのだ。
これからも自由で楽しい和装を作り続けるSOU・SOUは、伝統を受け継ぎながら和装の新しいスタンダードを目指していくという。
インスタグラムには「#SOUSOU好きさんと繋がりたい」というハッシュタグが存在し、4000件以上の投稿がされている。同じ趣味や好みの人を探すタグは他にも多くあるが「写真好き」「猫好き」など広いジャンルを指す場合が多い。特定のブランドでここまで投稿されているものは他にはないだろう。「SOU・SOUが好き」ということが、特徴的なライフスタイルや好み、価値観となっているのだ。
これからも自由で楽しい和装を作り続けるSOU・SOUは、伝統を受け継ぎながら和装の新しいスタンダードを目指していくという。
COMPANY DATA
若林株式会社
SOU・SOU
京都市中京区新京極通四条上ル中之町 565-72 P-91ビル3F
PHONE:075-229-6751
SITE:sousou.co.jp
SOU・SOU
京都市中京区新京極通四条上ル中之町 565-72 P-91ビル3F
PHONE:075-229-6751
SITE:sousou.co.jp
Review
「日本的であること」を商品開発の軸に置き、ぶれることなく展開している。和のテイストを扱うときには、トレンド性を取り入れつつも伝統を重んじる姿勢が重要と教えられる事例。