集合型ブライダルイベントで式場探しが気軽に。 関西最大級の「ウエディングマルシェ」
2017 Vol.5

出展ブースにて相談をする様子。
複数のホテル式場が一堂に集まるイベント。式場探しを始めるカップルが
一日でたくさんの式場情報を得られると大人気に。今注目の新イベントを紹介。
一日でたくさんの式場情報を得られると大人気に。今注目の新イベントを紹介。
新たなイベントとして注目を浴びている「ウエディングマルシェ」。関西エリアで人気のホテル式場を複数集め、リアルにホテル式場を調べられるイベントである。ウエディングマルシェを主催しているレイウエ ディン グ(ブライダル情 報 誌)は、2013 年12月に第1回ウエディングマルシェを開催し、現在では2~3か月に1回のペースで行われている。今までの式場下見では、式場に何度も足を運び時間がかかっていた。一度に複数式場のウェディング担当者に直接相談できることから、集客は年々増加している。
ウエディングマルシェ出展ブース全体。
行きづらかった式場下見を気軽に参加できるようにしたい
レイウエディングがウエディングマルシェを始めるきっかけになったのは、直営の 相談カウンターや公式サイトのユーザーレビューに式場見学に対するネガティブコメントが増えたことだ。近年、SNSや口コミサイトの浸透で見学のコメントを見たカップルが、式場の下見に行くことを恐れているのではないか、という仮説のもとにスタートした。開始当初は10施設程度のホテル式場の参加だったにもかかわらず、100 組以上の来場があった。現在は300組程度の集客があるが規模を広げるのではなく、大阪からスタートしたイベントを神戸や京都、奈良、滋賀などエリアを変えて開催し、ホテル式場に距離が近いユーザーを集めている。
カラー診断やブライダル講座など充実したプログラムも人気
始めるきっかけにもなったユーザーのネガティブコメントでは、「大幅割引提示のかわりに当日即決を迫られた」「滞在時間を伝えているのにも関わらず長時間拘束された」という意見が多くあった。そのため、イベントに出展している式場は、客層を研究し、短期間で直接式場への来館予約へつながるような接客へと改善。これが成果に結び付いている。参加者がこれまでの下見のマイナスイメージが払拭できるため、来場数が上がったのではないかと考えられる。イベント内では式場の説明ブースだけでなく、ウエディンググッズの講座やパーソナルカラー診断などのセミナーも受講できる。その他にもジュエリーショップコーナー、ハネムーン相談、似顔絵特典、抽選会などのプログラムが用意されている。このような特典も普段なかなか体験できないため、女性参加者の人気につながっている。
式場ではさまざまな講座も用意されている。写真は手作りウェルカムグッズ講座の作品例。
4月に行った来場者アンケートでは満足度100%となり、イベントのニーズの高さが伺える。今11月開催予定のイベントでは話題のVR技術を使った新たな仕掛けも準備しており、ますます関心が高まりそうだ。
COMPANY DATA
株式会社サンケイリビング新聞社
レイウエディング事務局
レイウエディング事務局
大阪府大阪市浪速区湊町2-1-57
難波サンケイビル
PHONE:0120-08-4116
SITE:www.lei.ne.jp/h
難波サンケイビル
PHONE:0120-08-4116
SITE:www.lei.ne.jp/h
Review
従来、内覧をする側はいくつもの会場を回らなければならなかった。その課題をクリアにした総合ブライダフェアが活況だ。ブライダルを控えた女性をサポートする講座や特典なども用意され参加者の満足度は高い。