化粧品を無料で一定期間お試し!ファン数120万人の動画メディア「HowTwo」
2018 Vol.11

化粧品無料お試しサービス「HowTwo」スマートフォンアプリで好きな化粧品を選ぶと自宅に届く
HowTwo株式会社
ビジネスモデルやサービスに女性視点を取り入れている事例を紹介
化粧品を一週間使い放題無料お試しサービス始動
美容分野に特化した動画メディア「HowTwo(ハウトゥー)」が注目されている。ユーザーが完全無料で化粧品を試せる新サービスを2018年2月に開始したためだ。
アプリで化粧品を選ぶと自宅に配送され、一定期間使うことができる。購入または返品すると、再び新しい化粧品の試用が可能。購入以外の利用料は一切かからず、サービスの利用回数も無制限だ。
どのように発案し、実現しているのか。サービスを提供する株式会社HowTwo のCOO・越塚麻未さんに話を聞いた。
アプリで化粧品を選ぶと自宅に配送され、一定期間使うことができる。購入または返品すると、再び新しい化粧品の試用が可能。購入以外の利用料は一切かからず、サービスの利用回数も無制限だ。
どのように発案し、実現しているのか。サービスを提供する株式会社HowTwo のCOO・越塚麻未さんに話を聞いた。
1年半でファン数120万人 女性の生声からサービス発案
「HowTwoは“世界中の女性を美しく”をビジョンに掲げ、動画メディアとして2016年にスタートしました。メイクやヘアアレンジのテクニック、化粧品の発色やツヤなどは動画化することで圧倒的に伝わりやすくなります」(越塚さん)。
HowTwoの特徴は30秒とコンパクトにまとめられた“ハウツー”動画。インスタグラムやフェイスブックなどのSNSのファン数は合計120万人を超える。主な収益源は企業広告で、動画を1本100~300万円程度で販売している。
動画メディアとして急成長する中、メンバー全員で渋谷での街頭インタビューを実施。400名以上へのアンケートから、多くの女性が化粧品選びに悩んでいる実態が見えてきた。自社で開発・販売したアイテムにも「実際に手にとって試したい」「使ってみたら良さがわかった」という意見があった。「動画で100%解決することは難しく、やはり実物に触れることが重要なのではないか、と化粧品を試せるサービスの発案に至りました」(越塚さん)。
HowTwoの特徴は30秒とコンパクトにまとめられた“ハウツー”動画。インスタグラムやフェイスブックなどのSNSのファン数は合計120万人を超える。主な収益源は企業広告で、動画を1本100~300万円程度で販売している。
動画メディアとして急成長する中、メンバー全員で渋谷での街頭インタビューを実施。400名以上へのアンケートから、多くの女性が化粧品選びに悩んでいる実態が見えてきた。自社で開発・販売したアイテムにも「実際に手にとって試したい」「使ってみたら良さがわかった」という意見があった。「動画で100%解決することは難しく、やはり実物に触れることが重要なのではないか、と化粧品を試せるサービスの発案に至りました」(越塚さん)。
HowTwoユーザーの年齢比率。18~29歳の若い世代の女性が75%近くを占める
今後は「試してから買う」新たな買い物スタイルを提案
無料サービスのリリース当日、アプリは1万ダウンロードを記録。ラインナップには人気ブランドの新作も多く、用意していた化粧品は数時間で品切れとなった。初回の試用期間の終了時、購買と返品率は想定よりも良い数値だったという。
今後はアイテムの増量や取り扱いブランドの拡充を目指す。返品されたコスメを活用したファンイベントも開催予定だ。また、化粧品にとどまらずあらゆるシーンで「試してから買う」を可能にする新しい購買スタイルを提案していきたいとしている。日常生活でゆっくり試し、本当に気に入ったものを買えるというサービスは女性にとってうれしい形。HowTwoは「リアルに使える美容メディア」として広まっていきそうだ。
今後はアイテムの増量や取り扱いブランドの拡充を目指す。返品されたコスメを活用したファンイベントも開催予定だ。また、化粧品にとどまらずあらゆるシーンで「試してから買う」を可能にする新しい購買スタイルを提案していきたいとしている。日常生活でゆっくり試し、本当に気に入ったものを買えるというサービスは女性にとってうれしい形。HowTwoは「リアルに使える美容メディア」として広まっていきそうだ。
スタジオでコンテンツを撮影している様子。左がHowTwo のCOO・越塚麻未さん
COMPANY DATA
HowTwo株式会社
東京都渋谷区道玄坂2-10-127F
SITE:https://howtwo.co.jp/
SITE:https://howtwo.co.jp/
Review
社員はユーザーと同世代の女性が中心で、モデルとしてHowTwoで活躍するスタッフも多い。コンテンツの作成からアップまで社内で迅速に対応できる点も強みだ。アイデアから実現までのスピーディさが勝負のカギを握る。